Control of HbA1c -- 糖尿病診療のQI --
糖尿病ではHbA1cを6.5%以下にしておくと合併症の発症、進行が防止できるというエビデンスから、HbA1c6.5%以下の患者の割合をQIとして算出しています。QI:HbA1cを指標とした比較

奄美中央病院の糖尿病コントロール状況
QI;HbA1c6.5%以下の年間の治療別の推移(食事療法のみは除く)

- HbA1cが6.5%以下のコントロール良好な割合は全体でみると31%から55%であり、変動が大きい
- 治療法別では内服のみとインスリン治療では差が大きく、インスリン治療のコントロール良好者の割合は少ない
- インスリン治療群に対する治療の強化が必要である
- HbA1c6.5%以下の一年間の推移をみると8月〜1月にかけてはコントロールが安定しているが2月〜5月にかけては悪化している
- この傾向はすべての治療法で共通であり、年間のコントロール状態の変動の原因の追求と対策が必要である
2009年度(2009年4月〜2010年3月)の月別 Control of HbA1c 集計表をPDFファイルにてご参照いいただけます(下記リンクをクリックしてくいただくと、PDFにて表示されます)。